スギタニです。

ひとことでコンサルタントと言っても、その道の専門家もいれば週末起業的に本気の度合いを感じにくいポジションの人もいて、なかなかに不思議な業界です。

まあ、お気楽な副業程度で取り組んでいる人というのは、成果もプロセスもその程度でしかないわけです。

これで不幸になるのは、クライアントから高い信頼を得ることのできないコンサルタントではなく、そのコンサルタントから目いっぱいの成果を引き出してもらうことのできなかったクライアントですよね。

にわかクライアントが、右脳全開のライフサポートをしているのを見るにつけて、なんとも言えない気持ちになるものです。

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コンサルタントには資格がない

いわゆる「士業」と呼ばれる資格を手にしている方でコンサルタントを名乗る方は当然いらっしゃいます。

一方で、雨後のタケノコのように「そんなささいなこともコンサルって名乗れるんですか?」というのは、往々にして自分発信のものが多いのです。

だから世の中には「肩書をつくって名乗りましょう」というセミナーがはびこって、そこからの逆算でスキルのように見せかけた好きなことをアピールしてコンサルタントを名乗っている人も少なくありませんよね。

当然、士業の方も経営がなかなかに苦しいご時世ですから、そのポジションの維持も大変でしょう。

そういうときのために、ブログやTwitterをつかった積極的な情報発信の『スキル』がこれからは必要なんですよね。

サラリーマンにもコンサルタントの視野を

さて、冒頭でお気楽な副業でコンサルタント、というふうに揶揄しましたが、これが見受けられるのは週末起業の会社員というのがお約束になってきています。

どんなことをコンサルタントとしているのかと言えば、どこかのランディングページで煽られた情報商材を学んで、それをコピペして集客してからクロージング、教えていることはSNSのフォロワーの増やし方やらといったことだったりします。

このあたりのコンテンツについて話したいのではなく、どうせコンサルタントを名乗るのであれば本業でも実力につながるスキルをそこから盗んでほしいということです。

コンサルタントとして求められる仕事の中身というのは、クライアントが考えている数値目標や問題解決を達成するための伴走者としての役割ですよね。

そこで身につけたいことというのは、

  • クライアントの達成したい目標の共有
  • クライアントの目標達成のための道筋を端的に伝える
  • クライアントが目標達成のために行動すること
  • クライアントが目標達成のために障壁となること
  • クライアントが目標達成となるために提供する時間
  • それの対価の提示

大きくこの6つです。

特に大切なのは2番目と6番目。

どういうプロセスを経て目標達成までの道のりを築くかを、最初のコンタクトで提示できなければコンサルタントとしての仕事は務まりません。

クライアントは、1分1秒の寸暇を惜しんであなたに仕事をお願いしているわけですから、こちらも覚悟を決めてそれを提示することですよね。

そして6番目は「対価を提示する」、つまりコストを伝えるんです。

サラリーマンは会社が決めた給与を手にすることで成り立っていると思っているのならば、コンサルタントは自分自身のスキルとそれに費やす時間を考えてから値決めしています。

その値決めを安売りすることなく提示することが、コンサルタントとして生き残る最低条件とも言えます。

いつまでも会社の決めた給与に甘んじた仕事をしていると、気づいたらその程度の仕事しかできない人間ができあがっちゃいますからね。

たとえ日ごろのルーチンワークや、プロジェクト進行でも、あなたの仕事の価値をあなた自身が決めて行動するようにしてみてください。

繰り返します、安売りすることなく、ですからね。

安売りすると不幸になる

そもそもコンサルタントというのは、言ってしまえば形のないものを売る商売。

形のないところから、クライアントの成果を達成するということを目的として行動するわけです。

原価はあなたの知識と経験と、そして時間です。

知識や経験を得るために使った時間やコストを冷静に考えて、そしてこれから先も知識や経験を積み増ししていくことを考えれば、対価として請求する値決めができてきます。

安売りすると、まずあなたが疲弊します。

あなたの暮らしを満たすための収入を得るために、多くのクライアントや多くの案件を求めるようになります。

そのために営業活動に必死となって、本来投資したいコンサルタントとしての知識や経験の習得ができなくなりますからね。

結局は持ち前のスキルが時代遅れになってしまって、集客もできなければ新しい価値提案もできないというハメになるわけです。

全然いいことない。

でも、きちんとした対価をこれまでのコストとこれからの投資とで冷静に考えて、相場観よりも高めの提示ができるようになれば、あなたのことを信頼してくるクライアントに恵まれます。

安請け合いでやってくるクライアントは、価値も質も低いですからね。

そんなクライアントと一緒に仕事をしていたら、精神的にも疲弊しますよ。

スーパー会社員という生き方もいいじゃない

うわあ、コンサルタントってそういう仕事なのか・・・とこの程度の説明でも思ってしまったのなら、ぜひ「スーパー会社員」という生き方を選んでみてください。

会社の中でもコンサルタントのような振る舞いをしていれば、井の中の蛙にならずに客観視できる見聞と、あなたの仕事の価値をあなた自身で評価できるようになってきます。

会社に属していて、上司に評価されて生き続けるなんて息苦しいと感じるのであれば、そこから飛び出せばいいんです。

いずれにしても、あなたの仕事の価値をあなたで評価できるようになるためにも、コンサルタントという目線は持っていて損はないですからね。